今回は情報セキュリティの研究室の紹介です。
東京電機大学 情報セキュリティ研究室です。主催者は佐々木良一教授です。
なお今回の研究内容については以下の本が参考になります。
どんな研究をしているの?
情報セキュリティ研究室では、情報セキュリティの研究をしています。インターネットの安全を守るためのネットワークセキュリティの技術を開発したり、暗号を開発したり、セキュリティを評価したりしています。
研究テーマ
情報セキュリティ研究室の主な研究テーマは以下の3つです。
ハッカーを逆探知する
ハッカーによるサイバー攻撃には、不正なプログラムを用いていろいろなパソコンを乗っ取り、代わりに攻撃させるものがあります。
情報セキュリティ研究室では、乗っ取られたパソコンから、攻撃しているハッカーを逆探知する研究を行なっています。
デジタルデータを証拠として使えるようにする
訴訟になるような事件が起きたとき、人が実際にとった行動を証明するためには証拠が必要です。紙の証拠であれば、改ざんするのが難しいので問題ありませんが、デジタルのデータは改ざんしても分からないため、証拠として不十分です。
情報セキュリティ研究室では、デジタルデータを確実に証拠として残すための研究をしています。たとえば医療の現場において、
- 撮影されたカメラのデータ
- いろいろな作業を記録したデータ
- 心電図のデータ
などを正確に保存する研究を行なっています。また改ざんされたことがわかるような暗号技術を開発しています。
いろいろな人が不正を行なっていないことを証明できると期待されています。
いろいろなリスクを考慮して最適化するシステムを開発する
企業ではいろいろなリスクを抱えています。セキュリティに関するリスクやプライバシーに関するリスクなどです。ひとつのリスクを対策すると、別のリスクを生むこともあり、全体的にリスクを管理することは難しいです。経営者、従業員、顧客といったいろいろな人を考慮してリスクの対策をしなければなりません。
情報セキュリティ研究室では、このような複雑なリスク対策を支援し、リスク対策を最適化するシステムを開発しています。個人情報漏えい問題・不正コピー対策問題といったいろいろな問題に対して、このシステムを用いることでバランスのよい現実的な対策を行うことができます。
メッセージ
こちらに研究室からのメッセージがあります。ご覧ください。
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