今回は環境化学・工学・バイオの研究室の紹介です。
東京農工大学 工学部 化学システム工学科 細見・寺田研究室です。主催者は細見正明教授です。
なお今回の研究内容については以下の本が参考になります。
どんな研究をしているの?
細見・寺田研究室では環境問題について、目の前の現象だけでなく全体も見ています。そして、環境学・化学・生物学・工学を駆使して、局所的な最適化ではなく、トータルな最適化を行い、環境・エネルギー問題を解決するための研究をしています。
研究テーマ
細見・寺田研究室では、4つの研究グループがあります。
- バイオ班
- バイオマス班
- 有害物質班
- モデル班
順に説明します。
バイオ班
微生物の力を最大限に利用して、環境問題・食糧問題を解決するための、環境にやさしい技術を開発しています。微生物のメリットとしては、
- 使用するエネルギーが少なくて済む
- 元々自然界に存在するため環境にやさしい
といったことが挙げられます。
下水・排水を微生物によってキレイにする研究や、微生物がたくさん集まったバイオフィルムに着目した研究をしています。
バイオマス班
植物や微生物のもつ自然の浄化する作用を活用してリン・窒素を浄化したり、植物などのバイオマスをエネルギーとして利用する研究をしています。
微生物によるメタン発酵・イネを利用した排水の浄化などに取り組んでいます。
有害物質班
ポリ塩化ビフェニル・ダイオキシンを環境にやさしい形で処理する研究をしています。コストができるだけかからない技術の開発を行っています。
モデル班
地下水の流れなど水環境に関する現象を数式で表して、コンピュータ上でシミュレーションする研究をしています。環境問題解決へ向けた、いろいろな取り組みを行ったときに、環境はどうなるのかシミュレーションで検討できるようにしています。
研究室の活動
研究室での生活や年間行事はこちらをご覧ください。
また細見正明教授の学生へ向けたメッセージもあります。
こちらのように毎年多くの研究発表を行っています。今後の成果にも期待です。
ご案内。
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