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今回は人工知能関係の研究室の紹介です。

京都大学 情報学研究科 社会情報学専攻 石田・松原研究室です。

なお今回の研究内容については以下の本が参考になります。

どんな研究をしているの?

石田・松原研究室では、インターネット上において世界規模でコラボレーションできる社会を目指しています。そのため、人工知能・ゲーム理論に関する研究や、インターネットの世界と人・モノの世界とを結びつける研究や、ネットワーク経済の研究をしています。

研究テーマ

石田・松原研究室の主な研究テーマは以下の通りです。

  • 多くの言語でコミュニケーションできるシステムを作る
  • スマートフォンのアプリやインターネット上のサービスを自由に結び付けられる技術を開発する
  • 人・モノのインターネット化であるInternet of Things (IoT) に関する研究
  • いろいろな人・モノ・ソフトなどがたくさんある環境において、それらが自動的に協力したり競争したりできるシステムを作る
  • インターネット上で、いろいろな価値を円滑にやり取りする仕組みを作る
  • 効率的で、なおかつ安全にオークションによる取引をする方法を作る
  • ゲーム化することで、参加者・利用者を増やす研究
  • 人が何かに参加するときの理由・動機をコンピュータも理解できるようにする研究

いくつか説明します。

多くの言語でコミュニケーションできるシステムを作る

いろいろな国の人たちがインターネットを使うようになり使用される言語も多くなりました。世界中の人たちがコミュニケーションするためには、言語の壁を越えなければいけません。一方で、すでにいろいろな言語間において、辞書があったり機械翻訳するソフトウェア・アプリがあったりします。

そこで石田・松原研究室では、それらのいろいろな言語についての情報を共有で使えるようにして、インターネット上の多くの言語サービスを結びつける研究をしています。これによって、いろいろな言語の機械翻訳を組み合わせて使ったり、新たに機械翻訳を追加したりすることができます。研究成果によって、言語が違っていても得スムースにコミュニケーションできるようになるわけです。

スマートフォンのアプリやインターネット上のサービスを自由に結び付けられる技術を開発する

人・モノのインターネット化であるInternet of Things (IoT) に関する研究

インターネット上でのコラボレーションを実現するためには、インターネット上の世界と、わたしたちが住む人・モノの世界とを結びつける必要があります。たとえば、インターネット上ではいろいろなサービス・ソフトウェア・アプリがありますが、何かやりたいとき・何か目的を達成したいとき、どのサービス・ソフトウェア・アプリをどう組み合わせて使えばよいのか判断するのは難しいことがあります。

そこで石田・松原研究室では、利用者の要求を満たすように、自動的にサービス・ソフトウェア・アプリやそれらの組み合わせを選んでくれたり、使う順番を示してくれたりするシステムを作っています

インターネット上で、いろいろな価値を円滑にやり取りする仕組みを作る

クラウドソーシングというインターネット上で不特定多数の方々に仕事の依頼をするシステムに関する研究です。今もクラウドソーシングは活用されていますが、まだ潜在的な人の能力を十分に引き出せているわけではありません。そこで石田・松原研究室では、クラウドソーシングにおいて仕事の成功報酬をどうすればよいか、罰則をどうすればよいか、など高い品質の仕事の成果を達成するためのシステムについて研究しています。

効率的で、なおかつ安全にオークションによる取引をする方法を作る

オークションはインターネットオークションが出てきてから、一般的になってきて多くの方々に利用されています。しかし、システムが複雑になるにつれて、売り手がどのような販売方法を選べばよいのか、そして買い手がどのような入札方法を選べばよいのか、判断が難しくなっています。そこで石田・松原研究室では、インターネットオークションのデータを解析することで、オークションの参加者の様子を分析して、より良い販売方法・入札方法を提案します。実際、Yahoo! JAPAN オークションのデータの解析もしています。

ゲーム化することで、参加者・利用者を増やす研究

インターネットのQ&Aコミュニティを盛り上げることを目指しています。良い質問したり適切な回答をしたりすると、信用度が上がったり、新しいことができるようになったりするのをどう運営したら良いか、また「ベストアンサー」をどう扱ったら良いか研究をしています。

人が何かに参加するときの理由・動機をコンピュータも理解できるようにする研究

人は行動をするとき、必ずその動機があります。利用者が、システムの設計者の意図した通りに行動してくれるためには、適切に動機づけする必要があります。インターネット上でのコラボレーションを実現するためには、人がいろいろな動機によってどう反応するか、コンピュータが理解していなければなりません。石田・松原研究室では、投票やチームの人数・構成を対象にして、コンピュータによる動機付けの研究を進めています。

研究室の活動

国際的に活動している非営利団体 (NPO) とも協力して異文化コラボレーションの研究を進めています。途上国支援・子どものコミュニケーション支援も実施しています。

年間の活動についてはこちらをご覧ください。

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